稲の生長
稲の生長
稲はどのようにして育つのでしょう?
「ごはん」が、まだ田んぼにあるころのお話です。
発芽
まず、塩水で重い種もみだけを選びます。
十分な水分と温度を与え発芽させます。
生育初期
苗床で発芽させ、十分に育った健康な苗だけを水田に植えていきます。
分げつ期
水田に植えられた苗は、たっぷりの水や養分を吸って生長し、
最初に出た茎の根元から分げつして増えてきます。
苗3~7本を一株にして植えると、最高で40本程度まで増えます。
穂ばらみ期
根元で形成される幼穂は、稲の最後の葉となる止葉に包まれて生長していきます。やがて止葉を押し分けて顔を出します。
開花
お米の花の命は短く、約2時間でしぼみます。緑の殻が開き、伸びた雄しべが花粉を撒き、雌しべについて受精が完了すると、雄しべを外に残して殻は閉じます。
成熟期
閉じた殻の中では、めしべの根元部分の種子になる所に葉の光合成で作られた養分がどんどん送り込まれ、ふくらんできます。
黄熟期
茎を通して送られた養分で十分に種子が生長していくと、重みで穂が垂れ下がっていきます。稲穂が黄金色に変わってくると収穫期です。
参考:農林水産省 総合食料局HP